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西の魔女は最初の1行目で死ぬ


西の魔女は最初の1行目で死ぬ。


映画の広告を目にしていたので、本屋で見かけたときにはその原作だとすぐに気がついた。

100万部を超えるベストセラーのようだが、そちらの方は知らなかった。


物騒なタイトルを見ただけでは、やさしいお祖母さんと孫娘のまいとのLOHASな生活を想像するのは難しい。

コジュケイは「チョットコイ」、ホトトギスは「テッペンカケタカ」とさえずり、生みたての鶏卵は温かくて汚いのだ。


お祖母さんは魔女というより普通のお婆さんなのである。

強いていえば、「国家の品格」にも紹介されていた「什の掟」に共通するものを感じるが、お爺さんやお婆さんは総じてそういうものだ。

とはいえ、魔女の死によって古き良き時代が崩壊するというわけではない。

魔女が孫娘のまいに残したひとことが何を意味しているのかは、文庫本に同時収録されているその後のまいの物語「渡りの一日」を読むとき、なんとなくわかってくるような気がする。


ところで、わが家のまわりでもホトトギスは鳴いているが、「テッペンカケタカ」とは聞こえない。

コジュケイの向こうを張って「チョットコッチサコイ」と、東北訛りで鳴くのである。



西の魔女が死んだ


国家の品格
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