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「あたし彼女」という作品


第3回日本ケータイ小説大賞のあたし彼女という作品を読んだ。

http://nkst.jp/vote2/novel.php?auther=20080001

大きな声ではいえないが、仕事中に一気読みしてしまった。


「てか」とか「みたいな」など、若者らしい口語で書かれており、最初はとっつきにくかった。

また、主人公は23歳の女性で、定職を持たず遊びまくっている。

人生半分終わってしまった父ちゃんとは、まるっきり住んでいる世界が違うのも、感情移入を妨げる大きな要因だった。


ところが、読み進むうちに主人公の心が、太陽に照らされて旅人が分厚い外套を脱ぐように、次第にその根っこのところが明らかになってくる。


物語の半ばには、それまで主人公の視点から一方的に語られてきた想いが、今度は一転して「彼氏」の側から語られる。


その頃には物語にすっかりハマっていて、「彼氏」がどういうわけでそのような言動を取ったかが明らかになると、「やっぱりそう思っていましたか」などとほくそえんでしまっていた。


半分終わっている人としては、そうはいってもそれなりに人生経験をつんでいるので、それなりの経験をしていた頃をふと思い出してしまったりした。



男が女を、あるいは女が男を好きになるということは、切なくて、辛くて、苦しくて、そしてとても嬉しいことなのだと、考えてみれば至極当たり前のことを、改めて気づかせてくれた、そんな暖かさを感じる作品だ。



あたし彼女
http://nkst.jp/vote2/novel.php?auther=20080001




タグ:携帯 小説
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